※料金や店舗情報などは2022年時点の内容になります。詳細は公式サイト等でご確認ください。
横浜駅の相鉄線改札口先にある渋いエリア。
1Fの改札機が多くある方ではなく、真反対にある小さな改札機側を通ると、小さいお店がいくつか並ぶレトロな雰囲気のある通りに出る。
今回訪れた『キッチン カリオカ』は、その一角にある老舗洋食店。創業は1962年と半世紀をも超えるお店である。
入店すると、ステンドグラス風のオシャレ模様な照明が目に入る。そして、ワインレッドカラーのソファにレトロ調なテーブルと、まさに古き良き洋食店という印象を受ける。
注文したのは、横濱と冠している「横濱ハンバーグステーキ」。
地元の名前が入っているメニューだけあって期待度大。むしろ、ここで頼まないと後悔しそうだったので、迷わずこのハンバーグに決定。
なお、ハンバーグの種類はいくつかあるのだが、このお店の味を知るにはクセのないベーシックなのがよかろう。スタンダードの横濱ハンバーグこそが、このお店の代名詞と感じ、こちらの160gを注文。
数種類あるハンバーグソースからはガーリック醤油を選択。さらにサラダとライス、そしてドリンクかスープが付くとのこと。
今回のスープはインゲンの入った冷製スープで、普通にドリンク(アイスコーヒーなど)にするより、スープのほうが楽しめそうなので、こちらをいただくことにした。
サラダとスープを楽しんでいると店員さんから、「そろそろ焼き上がりますので、テーブルにナプキンを広げてください」と声をかけていただいた。
いよいよメインのお出ましだ…!
お店のカラーともいえるワインレッドのナプキンを目の前に広げ準備万端。
すると、遠くからジュージューと肉汁の弾ける音が近づいてくる…。
鉄板がテーブルの上に着陸すると感動の対面!
鳴りやまぬこのシズル感。体全体が疼くのがよくわかる。
そして、ガーリック醤油ソースをかけると、その音色はいよいよクライマックスに…。
この音はたまらん!
早く食らいつきたいと、理性を抑えきれないほどである。
「冷静になれ」と言い聞かせながらナイフを入れる。焼き加減はミディアムレア。
でもしっかりと焼かれているから、ちょうどよい焼き具合になっている。
断面も鉄板の熱で少し焼いたら、お肉を口へダイブ。
柔らかすぎず硬すぎずで、バランスの良い絶妙な噛みごたえ。何もつけず肉だけでも十分旨みを感じる。
ガーリック醤油にもつけてみる。
さらにパワーアップした濃厚な味へと進化。肉の旨みに重厚な鎧を纏ったかのような味、これはもう、向かうところ敵なしといったところか。
ハンバーグに添えてある脇役も紹介しておこう。
まずブロッコリー。こちらは結構な大きさですごく甘い。ガーリック醤油につければ2倍楽しめる。
続いては特徴的な形のポテト。ジャガイモの断面を揚げたようなそのフォルム、外はカリカリ中はホクホクと模範解答さながらの味に仕上がっていた。
なお、テーブルには塩と胡椒が置いてある。さらに変化をつけて楽しみたいときにピッタリ。こういう細かいサービスも、さりげなく嬉しいものだ。
普段では味わえないような上品なハンバーグに感動。
横浜駅に来てハンバーグが食べたくなったら、真っ先に『キッチン カリオカ』に来ることにしよう!
【基本情報】
キッチン カリオカ
神奈川県横浜市西区南幸1-5-1
公式サイト:http://kitchen-carioca.com/
※料金や店舗情報などは2022年時点の内容になります。詳細は公式サイト等でご確認ください。